経営課題をITで解決するSAPコンサルタント

SAPコンサルタントの仕事内容は、単にコンピューターシステムに詳しいだけでは務まりません。
その本質は、企業の経営課題をSAPという道具を使って解決に導くことです。
いわば、企業のお医者さんのような存在と言えるでしょう。

まず、コンサルタントはクライアントである企業の担当者から、現状の業務の進め方や困っていることを徹底的にヒアリングします。
すると、在庫管理がうまくいかない、月々の決算作業に時間がかかりすぎるといったさまざまな悩みが出てくるでしょう。
これが診察にあたる部分です。

次に、ヒアリングした内容をもとに、SAPのどの機能を使えばその課題解決ができるのかを考え、具体的なシステムの設計図を描いていきます。
ここでは、企業の業務内容とSAPの機能の両方に精通していることが欠かせません。
処方箋を作成するイメージに近いでしょう。

設計図が固まったら、実際にシステムの導入や設定作業を進めていきます。
もちろん、コンサルタント一人の力で全てを行うわけではなく、プログラマーなどの技術者チームと協力しながらプロジェクトを進めるのが一般的です。
そして、システムが完成して終わりではありません。
クライアント企業の社員が新しいシステムをスムーズに使えるように、操作方法のトレーニングを行ったり、導入後の質問に答えたりするのも大切な仕事です。
企業の悩みに寄り添い、ITの力で解決まで導くやりがいのある仕事と言えます。